本当に働けなくなる

無理を推した仕事を続けている先に待っている顛末

会社に無理をしてまでに居続けることに意味があるのかどうかを考えたとき、目安となるのは自分がこの会社に勤めていて満足のいく、また今後の自分のためになるかどうかを見定められるかだろう。中には単純に次の職場となる候補が何処にもないからこそ、無理してでも勤務して生活を保たなければならない、止むに止まれない事情を抱えている場合もあるだろう。何とかして今の職場を辞めたいと考えている人もいるだろう。それぞれの事情を優先して仕事を誠心誠意することは大事だが、不意に仕事から逃げたいと、どうしても辞めたいと突如その感情に苛まれる事がある。先ほど紹介した辞め時ポイントの1つとしていうならば至極全うな理由として、辞めるための口実になるのだがここで少し待ったを入れさせてもらう。

何故か、それはこの胸の奥底からふつふつと湧き上がってくる思いが本当に真から自分のものなのかどうかと考えるべきといいたいが、恐らくそれは出来ないだろう。出来ない理由としては、既にその時点で自分が病まれているからだ。何の病気に苛まれているかは深く突っ込むことでもないが、うつ病だ。この精神病を発症してしまうと最悪自殺という結末を取りかねない行動を起こしてしまうため、何か少しでもおかしいと周囲が気付いてあげなくてはならない。職場環境が整っていないと放置されてしまうといったことも可能性としてあるかも知れない、だからこそうつ病を発症する前、つまり自分の体調に何かしらの変化をきたしていると自覚できたら、そこで身を引くという選択も踏まえる必要がある。

うつ病には掛かりなくないと考えている人もいるだろうが、こちらについては誰しも痰を切ってしまえば誰にでもうつ病になる可能性は十二分にある。働きたくないと考えている感情は惑う事無く本物だが、その時本当に自分が今の仕事に対して不満を持っているかどうかを自覚していない場合もある。そうなると辞めたくないのに身体が限界に近づいていると警告してくることもあるほど、うつ病がもたらす感情の波は大きいのだ。どうしてなりたくないのになってしまうのか、そしてこのうつ病を初めとした病気に苛まれてしまうのかを考察してみる。

哀愁のハロワ通い

仕事を辞めたいという感情に繋がる

うつ病を始めとした精神病を発症してしまう原因は、先に紹介した仕事に対する諸問題に関係している部分がいくつもある。具体的な例について少し取り上げて話していこう。

具体的な例

1:パワハラ・セクハラ
職場では何かしら存在するパワハラにセクハラ、これらが継続して長期に渡って与えられ続けるといつしか精神が程なく限界まで追い込まれてしまうことになる。仕事に対してのいじめなどはもちろん、中には私生活のことについてまで干渉してくるケースもあるため、もはや社員として受けるべき待遇では無いと言えるだろう。そんなところまで追い込まれてしまったら、もはやうつ病を発祥するのは時間の問題と見るべきだ。
2:重要な仕事を失敗してしまう
どんなに有能な人でも失敗をする事がある、ただそれも重要な案件でしてはならないようなミスを犯してしまったら、仕事が出来る人ほど過去の経歴に誇りを持っている、または凡ミスを問い詰められて非難を浴びせられてしまい、自身に対しての自信喪失などによってうつ病を患ってしまう人もいる。
3:突如として責任感ある立場に押し挙げられる
年功序列となっているが、時として勤めているとまだそこまで能力が備わっていないにも関わらず、いきなり管理職などの責任ある仕事が任されることもある。光栄だと思って張り切るのはいいが、そこまでの実力が伴っていない状態だと、どうしても最初の内は仕事に慣れていないためにミスをしてしまうこともある。上司の期待にこたえなければと焦る一方で、自分の仕事を覚えられないことに腹が立ち、自分で自分を追い込んでいる場合でも、うつ病になりやすい。
4:研修や教育などの課程で発症する
念願の企業に入社することが出来たと喜ぶのもつかの間、入った矢先に待っていた研修では会社に忠誠を誓うかのような宗教染みた研修や教育をこなさなければならない場合がある。中には声の大きさが足りないと殴られることもあれば、本当に業務に関係しているのかと思わせる研修内容に嫌気が差してしまう。この瞬間、それまでこの企業で仕事をする事を楽しみにしていた人ほど感情が冷めてしまい、仕事なんてしたくないと思いたくなって最悪うつ病を発症してしまうという。ただこの場合のうつ病は『仕事だけ』に症状が出て、それ以外の日常生活では元気に過ごすことが出来る『新型うつ病』もという新卒で企業に勤める人に見られるものもある。

哀愁のハロワ通い

患っても自覚できるまで時間を要する

うつ病を患う人の例をもしも挙げるとするなら、ある意味で真面目すぎる人がなりやすいと考えたほうがいいかもしれない。上司から受けるプレッシャーなどに怯え、それに何とか答えようとする意気込みは良くても、達成するために必要な能力を有していなければ空回りするだけだ。そのため、自分は仕事が出来ないと嘆いてしまい、仕事をこなせない自分を更に追い込むことも厭わないようになって言ってしまう。筆者の知り合いにもそういう知人がいた、彼の例を挙げるとやはり仕事をこなせないことにストレスを抱えてしまい、うつ病を発生したという。知人の例で言うと毎日してはならない残業を秘密裏にこなしては何とか日々の業務をこなしていたようだが、そのときは関東から中部地方への転勤をしたこと、そして自身があまりとく意図していない仕事をしていたなどの影響もあって、暫くの間求職を余儀なくされた。

うつ病を発症しても症状が落ち着けばもちろん職場に復帰することは出来る、ただその復帰できるまでの期間はまちまちだ。知人の例でいうなら、およそ1年以上は求職し続け、更に復帰しても配属される職場が決まっていないとあって、そこから中部から一路九州に転勤になったり、最終的に中部方面に配属が決まってとんぼ返りするというような生活を繰り返しているようだ。本人も今はそれなりに楽しく仕事をしているので安心だが、うつ病を発症してそのまま戦線離脱してしまう人の例は山ほどだろう。そうした人々が主題として話をした孤立無業者になる可能性も大いにあるということだ。誰にでもある話なだけに人事ではすまない問題だと思うに越したことは無い。

孤立無業者にならないために

仕事をしなければ生きていけない、この事実がある限り働かなければならないのだが、誰しも一度職場から離れてしまったら『SNEP』になる可能性がある。だが人間、仕事だけをこなしていれば良いと言うモノでは無い、時に自分と冷静に向き合って進退を考えるのも時として重要な手段だ。このサイトではそんな現代に巣食う労働に付きまとう闇について考えるサイトだ。