仕事を辞める前に確認すること

孤立無業者にならないためにも

仕事を辞めることになったとしても、その後のことをどのように過ごして、次の仕事についてもどれくらいまでに決めなくてはならないなど、計画を立てる必要がある。ただその場のノリでいつか仕事は決まるだろうといった受身の姿勢はよろしくない、退職という形を取ってはいるが有体には失業状態であることに変わりは無い。この状態が長期的に継続してしまえば、最初の内にあれだけ仕事に対して意欲を持っていたのが、段々と削がれていってしまい、怠惰な生活がこれほど快適とは知らなかったとばかりに違うことを知ってしまうこともある。そんな生活を過ごせるのはそれこそ先に話したSNEPの一人、外資系の企業に勤めていたエリートと呼ばれるような人々が貰うことになる多額の退職金があればの話だ。彼の例で言うなら1,000万円という今のご時勢、何処中小企業ではこんな額をポンと出してもらえるところなど恐らく存在しないだろう。

お金があれば贅沢こそしないと決めていれば、定職についていなくても質素ながらのんびりな生活を過ごすことは出来るだろう。しかしこの貯金といえる額が多すぎるのも問題だ、まだ大丈夫などといって仕事探しも慌てずゆっくりと探していけば良いという姿勢でいると、とんでもないことになる。その例が先の外資系元社員は3年間も失業している状態が続いている、これは転職をする際に仕事から離れていた期間が長ければ長いほど、次の仕事に就く際に何かとハンデを背負うことになってしまうため、就職活動をするためのモチベーションは常に高揚とした状態で無くてはならない。

そうなると退職後には計画性を持って辞めた後の生活をキチンと見定めなくてはならないわけだが、つまり辞めた後のことも数ヶ月先まで計算する事が必須ということになるといえるだろう。ここからは退職を決める、また決めなくてはならなくなったなどの状況に陥った際、どうすればSNEPという状況にならずに済むのか、その危険性から少しでも回避するための手段について考察してみよう。

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退職後の生活を考える

退職しようと思っても、まずそれが本当に正しいか否かを判断しなければならない。では具体的にどのようにしてそれが感情的、衝動的に行っていないといえるかの手段として、『自分の心の声を、自分の言葉で、自分が書いて表現してみる』という手段がある。何を説明するわけでもなく、ただ自問自答して自分が今の仕事に対してどう感じているのか、どうして辞めたいと考えているのか、本当に辞めなければならない状況に追い込まれているのか、といったことを記述して行く。

それでもまだ迷いがあると思っているなら、もっと具体的な数字を出してみるといい。単純にいえば退職後、収入が毎月入ってこない状態になった際の生活費が毎月どれくらい掛かるかだ。これが一人暮らしをしている人だと想定しても、

  • ・家賃
  • ・公共料金
  • ・携帯料金
  • ・食料品
  • ・光熱費

といった事すべてを含めて考えると分かるはず。一人暮らしをしていれば何かとお金が物入りになる、それこそ住めるだけの家賃を捻出できなければ家を失ってしまう。田舎の実家に帰るという選択肢もあるが、既に両親が他界しているなどの理由が絡んでいたら、なおのことだ。住居を失う事は就職活動で固定の連絡先を失うことは非常に痛手だ。そうなった時点でもうどのような生活が待っているかなどあえて記述する必要もない。

また就職活動をする際には交通費といった活動には欠かせないお金は何かと出て行くもの、時に予定外の出費を強いられることもあるため、多すぎるのは問題ではあるがせめて毎月必要最低限の生活が過ごせるだけの蓄えは用意しよう。退職ともなれば何かと物入りになるためお金はしっかりと余裕を持って貯めていこう。

有給を取ってみるのも手

退職を決意するかどうか悩んでいるときには、一度リフレッシュも兼ねて有給休暇を取得してみるのも手だ。最近ではこの有給も買い上げることを検討している企業もあるが、中には有給を強制的に取らせている企業もあるそうだ。そもそも有給は正規だろうと非正規だろうと、一定の就業時間をこなしていれば誰でももらえるものだ。特に週40時間の勤務をしている人なら勤務開始からある一定の期間就業が継続すれば、例外なく有給を申請することが出来る。

忙しいから会社を休むことは出来ないと考えることもあるかもしれないが、退職するかどうかを考えている人にしてみればとにかく職場にはいたくないと感じている人もいると思う。そんな状態で残りの仕事を片付けられるかと、やらないと後悔するかと、仕事に対しての責任感が強いのも退職を考えている人にしてみれば瑣末なことでは無いかと考えてみてもいいはず。それに仕事をする上で適度なリフレッショをするためにこそ有休というものが存在しているのだから、労働者として当然の権利を使用し、自分の今後について考察して行くべきところだ。

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辞表ではなく、『退職願』、もしくは『退職届』

自分はこの会社にいるべきではないなどと理由はあるが、そうしたことの前にまずは原点に振り返って、本当に退職しても問題ないかと考え無くてはならない。そうした際、自分がいつでも退職できるようにと退職願、もしくは退職届を用意しておき、いつでも辞められるという意思表示をはっきりさせて仕事に向かうのも、退職を決める手立てだ。

少し主題から反れるが、退職を決めた後に会社に提出する書類についてだが、間違っても『辞表』を出してはいけない。インターネット上ではそこかしこに辞表という言葉を用いているところを見かけるが、一般社員が本来提出するべき書類は先に紹介した2つの書類のどちらかだ。またこの退職願と退職届も微妙に異なっており、前者は『退職を希望する日時を求める書類』、後者は『その日を持って退職する旨を伝える書類』となっている。どちらを出すかはその時々だが、辞表を出すのだけは辞めよう。今までの苦しい生活からおさらばしようと退職願ではなく、辞表を出したら最後の最後で赤っ恥となってしまうため、書類についての間違いだけはないようにしよう。

孤立無業者にならないために

仕事をしなければ生きていけない、この事実がある限り働かなければならないのだが、誰しも一度職場から離れてしまったら『SNEP』になる可能性がある。だが人間、仕事だけをこなしていれば良いと言うモノでは無い、時に自分と冷静に向き合って進退を考えるのも時として重要な手段だ。このサイトではそんな現代に巣食う労働に付きまとう闇について考えるサイトだ。